折りたたみ自転車の購入を検討されている方の参考になれば
折りたたみ自転車を最初に買ったのがBD−1(現在のbirdy)でした。DAHONを数台と、オーダーメイドのbickfriday pocket rocket proを所有してきた私が、これから折りたたみ自転車を購入しようとしている方の参考になればと思い、記事を書くことにしました。
予算は?いくらくらいで考えていますか?
最初からお金の話をして申し訳ないですが、正直、オススメできる最低ラインは折りたたみ自転車メーカー大手のDAHONのBOARDWALK(ボードウォーク)からですね。
DAHON ダホン BOARDWALK D7 ボードウォーク D7
それ以下だとはっきり言ってオススメできません。 「意外と高いのね」という方がほとんどだと思います。
私も初めての折りたたみ自転車購入した頃の価格ですが、当時BD−1が¥98500でDAHON Boardwalkが¥29800!でした(今の相場の半値くらいですね。いい時代でした)
DAHON ダホン 20型 折りたたみ自転車 Boardwalk D8 ボードウォークD8 サニーイエロー | ||||
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初めてなのでどれくらい折りたたみ自転車を使うか? すぐに飽きるかもしれないし・・・ 自転車に10万円も出すか普通!
と思いますよね。 私の場合、BD-1のガンダムみたいなメカメカしさに惹かれて清水の舞台から飛び降りる気持ちで10万円もする自転車を買っちゃいましたけどね。
マイパラス My pallas M-204-W ホワイト 20インチ 折畳自転車20・6SP・オートライト
最初の1台は、お試し気分で1万円〜2万円の安い折りたたみ自転車を買ってみる
後悔しない!折りたたみ自転車をおすすめするとしたら先程書いたように思ったよりも高額で、最初の1台として普通じゃ買わない金額だと思います。
正直おすすめはできませんが、最初の1台は、お試しで1万円〜2万円くらいの安い折りたたみ自転車を購入してみて、まずは折りたたみ自転車がどんなものなのか実際に乗ってみるのが、イイのではないかと思います。
- 思ったよりも重くて折りたたんで持ち運ぶのが大変
- はじめの数回は折りたたんだけど、めんどうで折りたたまなくなった
- 漕いでも進まなくてママチャリの方が全然ラク
- 乗り心地や安定性もママチャリの方が上じゃね?
などなど・・・実際に使ってみないとわからない「結局折りたたまない」とか「小径車である折りたたみ自転車のデメリット」とかがわかると思います。
なので、最初の1台は、「デザインや色が気に入った」「レビューとかで評判がイイ」「価格が安い」などで、まずは「購入して使ってみる」のもアリかと思います。
マイパラス My pallas M-204-W ホワイト 20インチ 折畳自転車20・6SP・オートライト |
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最初の安い折りたたみ自転車での失敗を踏まえて2台目の購入で成功する
とりあえず買ってみた1台目の折りたたみ自転車で、満足した方は、それで良かったですし、いろいろと不満に感じた方もいると思います。この失敗(経験)を踏まえて2台目の購入で成功すれば良いと思います。
GIANT ESCAPE RX 1 DISC
別に折りたためなくてイイし、小径車でなくてもイイ。とにかくもっとラクにスピードが出るものがイイ⇒クロスバイク・ロードバイク
YAMAHA(ヤマハ) PAS With(パス ウィズデラックス) 24インチ
毎日通勤に使うから、ラクな方がイイ⇒電動アシスト付きのママチャリ
折りたためて、もっとラクに持ち運びしたい⇒重量の軽い折りたたみ自転車・重いけどコンパクトで転がせるブロンプトン
小径車のデザインがやっぱり好きなので、もっとイイものが欲しくなった⇒DAHON、tern、birdy、bike friday、brompton、alex moulton
折りたたみ自転車(小径車)のあれこれ
【フレーム素材について】
主にアルミとクロモリ、安いのだとママチャリと同じハイテンなどになります。
【アルミ】メリット:軽い デメリット:乗り心地が硬い
【クロモリ】メリット:乗り心地がアルミに比べて柔らかい デメリット:アルミより重い
【ハイテン】メリット:安い デメリット:重い
軽さを求めるならアルミ 乗り心地を求めるならクロモリ
【タイヤ(ホイール)サイズの違い】
【14インチ以下】
メリット:折りたたんだ時のサイズが小さい
デメリット:直進安定性が低い・タイヤの減りがめちゃくちゃ早い
【20インチ】
メリット:14インチとかよりは安定性がある
デメリット:折りたたんだ時のサイズが大きい
小径車に安定性とか求めない方がイイです
折りたたみ方の違いによる選び方
折りたたみ自転車にはさまざまな折りたたみ方があります。
自分が使うシチュエーションに合う物を選ぶ事が重要です!
by:K3 – PRODUCT | DAHON OFFICIAL SITE – ダホン 公式サイト
フレームの真ん中から半分に折りたたむ
もっとも一般的な折りたたみ方でDAHONや安い折りたたみ自転車のほとんどがこのタイプです。
シートポストを下げ、ハンドルポストを折りたたみ、フレームの真ん中から半分に折りたたみます。
とくに凝ったギミックも無くただただ自転車を無理やり折りたたみましたといった感じなので、いろいろな所に接触したりしてすぐに傷ついたり、ワイヤー類がゴチャゴチャとしてたりと、意外とかさばります。
by:birdy(BD-1)乗ってみた 〜ブロンプトンの「仲間」で「ライバル」!?〜 | CBN Blog
リアをくるっと前に折りたたむ
birdyやbromptonはこのタイプで、BB下に回転軸があって、ストッパーを外してシートを持ち上げるとリアタイヤがくるっと前に動いてフレームの下に収まります。
birdyとbromptonの折りたたみ状態の比較画像を見るとbromptonの圧倒的なコンパクトさ加減が良くわかりますね。
リアにローラー(コロコロ)を付ければスーツケース(キャリングケース)のように折りたたんだ状態で転がして移動できるので”輪行メインで使う”予定の方には、特にオススメです。
輪行を”1回だけ”経験したことのある私が思ったのは
輪行バッグに入れて手に持って公共交通機関を使うのはキツイ
その時は、12kgくらいのパナソニック ライトウイングをオストリッチのちび輪バッグに詰め込んで、バス、電車と乗り継いだんですが、バスは料金箱の間を通るのに一苦労、電車の改札も同じです。
バッグの持ち手を手で持ったり肩に掛けたりして移動したんですが、バッグの持ち手がちぎれるんじゃないか?と思うほど重量がかかり、手も肩も痛くなりました。
あ〜これは持ち上げちゃいけない物だと
重量物は”ころがす””引きずる”のが正解なんだと悟りました。
【関連記事】【Panasonic LIGHTWING】 ライトウイングで、はじめての輪行
輪行するなら:ブロンプトン一択!
メカメカしい外観が好きなら:birdy
by:ABOUT 5LINKS / 5LINKS – ファイブリンクス
縦に折りたたんで細長く
古くはトランジットコンパクト(トラコン)や5links、STRIDA、OX peco(生産終了)などがこのタイプ。
真ん中から縦に折りたたんで細長くなるタイプで後輪が転がせるのでちょっとした持ち運びに向いています。マンションなど折りたたんでエレベーターに乗せて玄関内に立てかけて保管するなんていう方にはオススメです。
袋を被せて転がして輪行も出来なくはないですが、縦に長いのでイメージとしては”ゴルフバッグを転がして持ち運ぶ”ような感じになるので、長い時間持ち運ぶのはちょっとキツイです。
STRIDA ストライダ 16型 折りたたみ自転車 STRiDA LT BRUSH/シングルシフト ST-LT-001 |
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軽くてコンパクト!な折りたたみ自転車 | DAHON K3
「3段変速を装備しながらも本体重量7kg台を実現!」と最軽量級。しかも変速付きなので「漕いでも進まない」ということも無いですね。14インチなので折りたたんだ際もコンパクトになるので持ち運びもラクですね。
DAHON ダホン 自転車 パーツ ホイール 14″ Carbon Wheel 前後セット K3用 14インチ カーボンホイール フロントホイール リアホイール
なんと!こんなカーボンホイールもオプションで用意されているんですね!驚きです。前後カーボンホイールなんてヤバいですね。
Litepro 14インチ カーボンフォーク 軽量化 DAHON K3 ミニベロ カスタム ダホン
さらにカーボンフォークまであるんですか!カーボンホイールと合わせてどれだけ軽量化できるのでしょうか?スゴイ軽量なバイクができそうです。
そういえば、DAHON archer(日本で言えばspeedですね)のフレームに16インチWO【ETRTO349】のカーボンディープリムを使ったバイクを作ってましたね。なつかしい・・・
吊るして測る電子ばかりで8.71kgでした。20インチ用の鉄(クロモリ)フレームですよ。結構ガンバってましたね。
【関連記事】【カテゴリ】2013 DAHON archer(Speed P8・D8)
DAHON 純正 クランクセット クランク長170mm 大型チェーンリング 55T 中空一体型ボトムブラケット付き アルミ製 ダホンK3/K3 PLUS用
大径な55T にするクランクBBセットなんていうオプションもあるんですね。K3の標準53Tでは回しきっちゃうなんていう人にはおすすめです。
こちらは、海外モデルで並行輸入品ですが、これも購入できるんですか!K3は14インチでこちらはより大径な16インチで安定性はこちらのほうが上でしょうね。スポークが少ないやりそうな前後ホイールが付いて、9段変速、DISCブレーキで見た目もK3をフルカスタムしたような見た目で、はっきり言って好みです!
DAHON K3 PLUS 超軽量ホイール 前後セット 16インチ BIKEMASTER 約877g ニップル色選択可能 ミニベロ ダホン 手組 高精度 シールドベアリング 丈夫 スムーズ
こんな超軽量ホイールまで用意されていますよ。前後で877g!めちゃくちゃ軽量です。シールドベアリングだから回転もスムーズそうです。
そういえば、以前作ったドッペルギャンガー111にちょっと似てませんか?あぁ似てないですね・・・
【関連記事】【カテゴリ】DOPPELGANGER111ROADFLYのページ
トレンクル多段化カスタムしたものにも似てますね。ってこれ作るのにいくらかかっているんでしょうね?
男ゴコロをくすぐる、メカメカしいデザイン|birdy(バーディー)
自分も初めて買った折りたたみ自転車がbirdy(その当時はBD-1ですけどね)でした。
現在でもbirdy classicとして販売され続けているロングセラーモデルです。
なんといっても魅力的なのはこのスタイルとメカメカしい足回りでしょう!男性は、特に好きなんじゃないでしょうか?
コンポを見るとShimano Acera 8速でTektro V-ブレーキと20年前私が買ったBD-1と一緒でまったく進化していませんね・・・ せめて11速化して進化しているかと思ったんですが。
あとVブレーキもいただけませんね。キャリパーブレーキじゃないと。あとフロントダブル化できる台座付きとかだったら最高なんですけど。
それにしても、同じようなコンポ使っていて価格が倍!ですか?20年でそんなに物価上がりましたっけ?
あと、初期型のBD-1であった”シートクランプ部の破断”とか”フロントフォークとハンドルポストの接続部のクラック”とか人命に関わる欠点があったけど、その辺りは対策されていると思いたいです。
買ってすぐにドロップハンドル化まで行ったけど18インチにVブレーキが気に入らず20インチ化を決意。
20インチと言っても一般的なインチアップのETRTO406じゃなくてETRTO451化とキャリパーブレーキ化をしました。
20インチETRTO451仕様として出来上がった物は、BB位置が上がりすぎて着座位置がめっちゃ高くなって見晴らしはイイけど乗りづらかったっけw
ブルホーンハンドル化なんかもしましたね。
JEDI用フロントフォークにクラックが見つかって使用できないため、カーボンフォーク化しました。
これでフロントが下がったので、それに合わせてリアの車高も下げてBB位置も下がって普通のETRTO451車になりました。
乗り味は、ポケロケには劣るけど結構良く走るようになって、レーパンジャージにビンディングペダルで気合入れて走ってました。サイクリングロードでロードバイク(クルージング中のw)をブチ抜いてました。
これは、撮影用にドッペルギャンガーのホイールカバーを付けてみたりして遊んで見ました。
これはデッドストックの、20インチチューブラーのリム、nisiコルサバンビーノをIKDさんから手に入れて自分で手組みしたものを履かせた時のものですね。
フォークをETRTO451用のTRIGONからBOMAのETRTO406用のフォークに換装して20インチチューブラーを履かせたヤツです。まだ組んだばかりで落差調整中でコラムカット前のものですね。
最終的には、18インチのカーボンフォークが手に入ったんで18インチにw 1周回って戻ってしまいましたねww
【関連記事】【カテゴリ】BD-1 | BD-1@NET
ストレートフレームじゃないもう一方のモノコックフレームの方にキャリパーブレーキ仕様のbirdy air(バーディーエア)なる軽量モデルがラインナップされているじゃないですか!
9.87kgと10kg切りしていてまずまずの軽さ。ロードの最上級コンポに総入れ替えして前後ホイールも軽量ハブとか使って入れ替えて、その他パーツもカーボン化して・・・ベースモデルとしてはかなり魅力的です。
by:BIKES | BROMPTON(ブロンプトン)
king of 折りたたみ自転車 | BROMPTON(ブロンプトン)
すでにご紹介しておりますが、重量はあるけどコンパクトになって転がして運べて、しかも見た目がオシャレでとking of 折りたたみ自転車の称号は伊達じゃないです。
以前は廉価だけど出来がイマイチな台湾製(台湾ブロ)も併売されていましたが、現在は英国製のみで品質も問題ありませんね。
クロモリフレームにリアはbirdyと同じエラストマサスが付いているので乗り心地も良いですし、変速もついています。
by:春爛漫サイクリング with BROMPTON その2 | BROMPTON(ブロンプトン)
おしゃれな女性に乗ってもらいたい、そんな1台です。
走行性能にこだわるならこの一択 | Bike Friday
とにかく走行性能が最優先で”ついでに折りたたみもできたら”という方には、Bike FridayのPocket Rocket Proをおすすめします。
ただのPocket Rocket とProの違いですが”体重制限86kg以下”でその分”薄肉のクロモリパイプで軽量になっている””リアが1本物のモノステーで反応性が高い”ので体重制限以下の方なら、ぜひProを選んでいただきたいです。
おすすめする一番の理由は”フレームサイズオーダーができる”ことです。ロードバイクにお乗りの方ならその重要性がわかると思いますが、自転車というものは、サイズが合っていないとフルに性能を発揮できません。
折りたたみ自転車のほとんどが、この”サイズを選ぶ”という自転車選びで一番重要な事ができないという事実をどれだけの人が気づいているのか?
その点、Pocket Rocket Proは、自分の体格にあったフレームサイズを480〜600まで20mm刻みでオーダーできます。この点だけでもいかにオススメしているかわかっていただけると思います。
ちなみに私の場合、身長172cmでTOP長が想定ホリゾンタルで530mmシートも530mmです。すでにロードバイクに乗っている方なら、自分に合うサイズがわかっているので、それと同じジオメトリで注文すれば問題ありません。(自分もすでに700Cロードに乗っていたのでそれを参考にしました)
しかしロードバイク経験が無くどのくらいの寸法がいいのかわからない方は、ロードバイクを扱っているお店で身体計測して適切なジオメトリを知る必要があります。
Blke Fridayを取り扱っているお店でも身長・股下などを伝えれば”このくらいのサイズが適合しますね”ということは、教えてくれると思いますが、最終的に決めるのは、あなた自身なので、やはりロードバイクを専門に扱っているところで有料でも計測することを強くオススメします。
サイズの話ばかりしてしまいましたが、肝心な走行性能ですが、これはもう700Cロードバイクと遜色ないくらいに良く走ります。
100km走るのも700Cロードと一緒に隊列組んでツーリングでもOKです。(エンジン次第ですが)
これだけ走る折りたたみ自転車は、他に見当たりません。走行性能を重視するなら、このBike Friday Pocket Rocket(Pro)の一択です。
【関連記事】【カテゴリ】BIKEFRIDAY POCKET ROCKET
最後に”後悔しない折りたたみ自転車”購入のポイント
やはり高くても”自分の気に入った自転車”を買うのが”後悔しない”一番のポイントだと思います。
おすすめした物は、DAHON、trne以外ほとんどの物が”直接お店でないと購入できない”物です。ネットで気軽にポチッとできません。取り扱い店舗まで出向く必要があります。
私もBIKE fridayを購入した時は、群馬のCycle tech IKDさんまで行ってさらに試乗もさせていただき、さらにさらに試乗車を2週間程度貸していただき普段走るサイクリングロードでも試乗してからオーダーをしました。
なので、多少遠くても試乗車、せめて現物が展示してあるお店で購入することをオススメします。
現物をチェックできるお店で購入すべし!
最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは、良い折りたたみ自転車ライフを!

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